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2017年07月10日

私は自分という作家の一番の読者でありたい

これから書く事は、他の作家さんにしてみれば「あーた、今更何を言うてはるの?」ていうくらい、我ながら情けない案件なのですが……。

つい最近まで、執筆したり絵を描いたりしている時に、どうにも自分や自分の作品に対する批判・非難の言葉が浮かんできてしまい、作業するのが大変苦しいものと化していました。

読者からの評価に意識が向きすぎて、「他人様から見てこれはどうだろう?」と疑問に思うあまり、すっかり自信を失っていたようです。

そんな時、ふと昔の事を思い出しました。

私が初めて「イラスト」と呼べる物を描いたのは、中学生の時でした。学年は忘れたけど。
オリジナルではなく、「ファイブスター物語」のK.O.GとLEDミラージュの頭部ショットがそれぞれ一枚。単行本の表紙と設定集「キャラクターズ」掲載の絵を真似て描いたものです。

ちゃんとした画材なんて持ってないので、ぺっらぺらのその辺の紙に文房具屋で買った耐水性のペンでペン入れをして、小学校の時使っていた絵の具と筆で色を塗りました。

現物は残ってないのですが、記憶が確かならばデッサン・パースは言うに及ばず、線はガタガタ、色ははみ出しまくりのシロモノだったかと。

それでも、描いていて本当に楽しかった。そして気に入っていました。
完成した絵はルーズリーフ用バインダーに表紙絵として入れて、誇らしげに学校へ持って行ったっけ。

あの頃は描くことを純粋に楽しんで、自分の作品に誇りを持っていました。
それなのに。

いつしか楽しむことを忘れ自信を失い、自分を追い詰めていました……。



制作している時に楽しくやろうが自虐しながらやろうが、世に出せば評価され、時に批判され叩かれるのは避けられません。
それならば楽しんだ方が断然いいし、何より活動を続けられないでしょう。

苦しい作業は長くは続かないもの。
それに妥当で納得できる物であれ、根拠に乏しい悪口であれ、「否定された」というだけでいつか心が折れてしまうから。

厳しい言い方をするなら、自分でこれはダメだと言いながら書/描いた、そんな作品を受け手側に届けるのか、とも言えます。

私は誰よりも自分の作品を読んでいて、自分の作品が大好きな「私の一番のファン」ではなかったのか?

そこで、自分の作品の好きなポイントと、これまで読んでくれた方々から褒められた部分をそれぞれ10個ずつ紙に書き出し、ついでに「読者としての自分」から「作家としての自分」へファンレターの形で手紙を書いてみました。
(ナニそれキモイwwと思われるかもしれませんが)

書き終わって読んでみて少し元気になったのを感じ、それ以降、罵詈雑言は浮かんでこなくなりました。
7月に入ってからは、創作活動と、ついでに読書を素直に楽しんでいます。

私は要するに、気が弱くて「ヘタレ」なんですが、毀誉褒貶バッチこーい!な、そして無意味な評価は華麗にスルー出来る、健全な「高い自己評価」を身につけたいものです。

量が自信と質を担保するから、とにかくたくさん書いて!描いて!ですね。

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posted by 平沢沙里 at 19:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 創作のこと
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